Our Works
RCF
近年、RCF(リフラクトリーセラミックファイバー)は、その耐熱性や断熱性の高さから様々な工業製品・工作物に使用されていますが、一部のRCFには発がん性の懸念があり、労働安全衛生法により特定管理物質として規制対象となっています。
そのため、RCFを含む材料を使用または撤去する際には、適切な調査・分析と管理措置が不可欠です。
当社では、RCFが使用されている可能性のある建材・設備材に対し、走査型電子顕微鏡(SEM)による繊維形態の観察と繊維幅の計測、さらにEDX(エネルギー分散型X線分光法)による元素組成分析を組み合わせた定性分析を実施。
繊維の寸法・構造・主成分(Al₂O₃–SiO₂)を総合的に評価し、RCFの含有有無を的確に判定します。
RCF(耐火繊維)の材料中組成分析や敷地境界モニタリングは法令上の必須項目ではありませんが、経年劣化した耐火・断熱材からの繊維飛散リスクを把握し、除去・更新後の残留確認で施工品質を担保するために実施されます。
また、自治体・発注者からの要望対応や補助金申請・CSRの環境配慮アピール、住民・作業者への説明責任を果たし社会的信頼を築く目的でも不可欠です。
こうした自主的な取り組みは、厚生労働省や業界マニュアルでも「望ましい対応」として推奨されています。

専門的な知識をもった当社スタッフがご対応させていただきます。御見積のご依頼や、こういったことができるか?というご相談までお気軽にお問い合わせください。